キーウェスト

合衆国最南端の地。マイアミよりもハバナの方が近いこの地では、気分はもう中南米。

近頃はオーランドでディズニーワールドを見て、このキーウェストにも寄るツアーが多くあるので行かれた方も多くおられるでしょう。

ホテルはホリデイインビーチサイド、これはホテルというよりモーテルみたい。この手のホテルはアメリカではよくある。ぶっそうというイメージのアメリカでガラスを割ればすぐ入れるじゃないかと思ってしまうのだが、結構大丈夫なようだ。しかしやはりここはシェラトンとシャレこむべきだろう。なぜか。ここの人曰く、ここの夕日は世界一とのことで、中でもシェラトンのレストランから見る夕日が最高なのである。

夕日 そこで私もそこで食事をすることにした。現地の人と行ったので夕日の見えるいい席に座れた。大体、欧米でレストランに日本人だけで行くとていよく最悪の席に案内されることが多い。まぁあまり主張するし過ぎるとさらに嫌われそうなので適当にすべきだが、あまりにひどい場合は替えてもらうべきだろう。ただ、初めてのレストランで言うのには根性がいる。

私は事情あって7月に行ったが、これは間違い。ここのベストシーズンは冬で全米から避寒地として多くの観光客がやってくる。夏行くと暑すぎるのだ。但し、日本人にはまぁ大丈夫で冬では涼し過ぎるかもしれない。

島中が観光産業で年がら年中、お祭りをやっているみたいなところで、はっきり言って好きです。好きな理由になぜか私に名誉市民の表彰をしてくれてCONCH共和国のパスポートをくれたこともある。日本でも一時はやったミニ共和国がここにもあって観光用にこういうのを発行しているのだ。遊び心があっていいですな。

表彰状

これはパスポートとともにもらった表彰状のようなもの。ちゃんと市長のサイン入り。

これも本来なら市長から直々に授与されるようなのだか、たまたま今回は代理の人が来た。それでもわざわざ授与式のようなのがあって、宣誓とともにありがたくいただくわけである。ちなみに付け加えておくが、決して私はキーウェストのために貢献したわけでも人助けをしたわけでもない。ただ、立ち寄ったお店がお土産がわりに用意してくれたのだ。

遊び心といえば、オーランドからキーウェストまでの飛行機のパイロットが気さくな男で30人乗り程度のジェットだが、マイアミの手前の空港で一度降りた時に話し掛けてくれて、飛んでる時もコックピットに呼んでくれ操縦方法から燃費、給料まで教えてくれた。さすがに操縦まではさせてくれなかったが、今のジェットはまさにTVゲームだ。 コックピット

ところでマイアミ上空を飛んでいて驚いた。どの家にも大きい小さいはともかくプールが庭にあるのだ。うぅーん、、、

さてマイアミから先のフロリダ半島は、大湿地地帯で野鳥の宝庫でもあり一度行ってみたいものだ。ただ、パイロットにそれを言うと「沼ばかりで蚊とワニしかいないよ」と言われてしまった。そういえばこの間、この当たりで飛行機事故があってワニがいて捜索ができないとの報道があったな。今になってさもありなんと思ってしまった。

7マイルブリッジは通って見るべきだろう。途中下車して泳いでみたくなる。ヘミングウェイはここで「老人と海」を書いたようだが、私としては007シリーズの方が思い出されてしまった。途中、道路にワニ注意の標識が出ているのもここならでは。

ちなみに日本ではキーウェストとして有名であるが、これは先端の島を意味しているだけで全体の島々をキー諸島(列島だったかな)と呼んでおり、キーウェストの他にもキーラルゴとかキーから始まる島々があるのだ。7マイルブリッジを走り、通る島々で土産物屋に入るとその島の名前の入ったTシャツが売っている。全部そろえるのもおもしろいかな。ただの物好きか。

今回は駆け足旅行であったため、次に行く時(いつ行けることか)は、長く滞在したいと考えている。